上田泰史 パリのサロンと音楽家たち 19世紀の社交界への誘い カワイ出版

上田泰史 パリのサロンと音楽家たち 19世紀の社交界への誘い カワイ出版 上田泰史 パリのサロンと音楽家たち 19世紀の社交界への誘い カワイ出版 上田泰史 パリのサロンと音楽家たち 19世紀の社交界への誘い カワイ出版

カワイ出版上田泰史 パリのサロンと音楽家たち 19世紀の社交界への誘い【音楽書】19世紀前半のパリの様子から始まり、当時の音楽家にとってサロンとはどのような場所で意味を持っていたか、図表を多く用いてわかりやすく解説している。

二部構成となっており、第二部では著者のパリでの留学での研究対象であるヅィメルマンのサロンにも言及している。

●第1部 サロンと音楽家・第1章 パリのサロンと4つの地区(カルチェ)現在とは異なるパリの境界動乱の舞台4つの地区フォブール・サン=ジェルマン地区フォブール・サン=トノレ地区マレ地区ショセ=ダンタン地区・第2章 上流社会とピアニスト国王ルイ= フィリップ一世の宮廷と芸術王太子妃とピアノ夭逝のプリンセス、マリー・ドルレアン王族の密やかな演奏会大使館の公邸で〜サロンは芸術家の"趣味"に磨きをかける礼儀作法(エチケット)に反すること・第3章 貴族のサロンとピアニスト〜カルクブレンナーをめぐってピアノ界の王者社交界に「ふさわしい」音楽家であること華麗なる"町人貴族" ・「自立を保つ」ための振る舞いカルクブレンナーのサロンで・第4章 スクワール・ドルレアンの成立 ・「新しいアテネ」芸術家ゆかりの地オベール家の音楽サロン ・「ファッショナブル」な団地とその外観・第5章 華麗なる住人の顔ぶれ芸術家のコロニーアレクサンドル・デュマの仮装舞踏会誰もがピアニスト !?風刺彫像作家J. P. ダンタンと音楽家・第6章 スクワールの音楽家訪問ショパンとサンドラヴデー家とパガニーニヅィメルマン家●第2部 「趣味の神殿」ーーヅィメルマン家の夜会・第7章 音楽に捧げられたサロン音楽家がサロンを取り持つこと芸術家による、芸術家のためのサロン ・「神殿」の役割・ヅィメルマンのサロンで演奏するということ・第8章 タールベルクとリストをめぐってタールベルク・インパクト ・「ピアノで歌う」新しい手法リストかタールベルクか・第9章 外国人ピアニストの競演ジャーナリズムの注目どのような音楽家が招かれたのか?ピアノ3人組〜ショパン、リスト、ヒラータールベルクの印象クララ・ヴィークがフランスにもたらしたもの・第10章 音楽会の縮図デビューの舞台〜名ピアニストの門弟たちヴァイオリン奏者たち兄弟による共演歌手たち・第11章 サロンに響く歌声〜"流行音楽"から"古典音楽"までロマンス〜芸術と商業のはざまでアリアと重唱、情景〜サロンが劇場に早変わり!?宗教曲〜前評判はサロンから生まれる・第12章 楽器演奏の最前線〜乱舞する若き才能オペラなどの主題による幻想曲と変奏曲〜「タールベルク」を目指して練習曲(エチュード)〜最新最難の技巧と音楽性で魅了する二重奏曲〜名手たちの音楽的対話室内楽<三重奏曲以上>〜ミニチュアの交響曲協奏曲〜ピアノ学習の到達点舞曲〜アルカンが放つ閃光ソナタとフーガ〜社交 vs 書法のモデル●おわりに音楽を生み出す時代の力 ・「サロン音楽」とは何か?なぜサロンの音楽の大部分が消えたのか?"失われた音楽"の未来●あとがき●参考文献●人名索引著者:上田泰史四六判/240頁ISBN:978-4-7609-5023-2

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