ラオ人社会の宗教と文化変容 東北タイの地域・宗教社会誌 (地域研究叢書) [ 林行夫 ]
東北タイの地域・宗教社会誌 地域研究叢書 林行夫 京都大学学術出版会ラオジン シャカイ ノ シュウキョウ ト ブンカ ヘンヨウ ハヤシ,ユキオ 発行年月:2000年04月 ページ数:476p サイズ:全集・双書 ISBN:9784876984022 序 本書の課題と目的/第1章 東南アジアの上座仏教徒社会研究と課題/第2章 「ラオ」人社会はどこにあるか/第3章 東北タイにおけるラオ人集落の形成過程と宗教構成/第4章 村落宗教の構造と変容/第5章 東北タイにおける仏教とモータム/第6章 村落宗教の変節と「森の寺」/終章 ラオ人社会の現在と宗教実践の行方 「ラオ語を使え、ここはラオ人の村だ。
『シャム語』はいらん」。
筆者を叱りつけた東北タイの1老人は、しかし、ラオスの人々からは、「イーサン(東北タイ人)に過ぎない」と冷ややかな眼差しを投げかけられるーでは、いったい、「ラオ人社会」とは何か?タイ・ラオス二国に跨り、17年に及ぶフィールド調査に基づいた詳細な民族誌から、地域に根ざす精霊祭祀と上座仏教の実践が、国家編制や社会変化の過程の中でいかに生成・分化し、変容したかを明らかにする。
東南アジア社会に通底する地域のダイナミズムに迫る意欲作。
本 人文・思想・社会 民俗 風俗・習慣 人文・思想・社会 民俗 民族学
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